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2008年 秋号 (通卷 141号)
卷頭言 _ キャンドル抗争を乗り越え、前進しよう
盲目的な韓米同盟に対する崇拝のため、国民の生命尊重という基本的な任務さえ忘却してしまった李明博政府を糾弾しながら始まったキャンドル抗争が変曲点に来ている。このような局面の転換を見守る心境は複雑である。再協商という目標が達成できないまま、また少なくない拘束者と手配者を残して抗争が終わるのは受け入れがたい面があるからである。しかし、このような理由で今回のキャンドル抗争が国民の勝利であったという事実を否定してはいけない。  [PDF]
特集 _ 李明博政府、このまま5年を続けるのか (1)
韓洪九 〈現代韓国の抵抗運動とキャンドル抗争〉
5月2日、ソウルの清渓(チョンゲ)広場で女子中高生らが小さなキャンドルに火を点し始めた。そしてそのキャンドルの炎は今も衰えることなく点されている。最初のキャンドルに火が点される一週間前にはここまで大げさな事態になるとは誰も予想できなかったであろう。韓国の現代史の特徴の一つは予測不可能性と言えよう。  [PDF]
特集 _ 李明博政府、このまま5年を続けるのか (2)
金鍾曄 〈キャンドル抗争と87年体制〉
去る5月以降、われわれは類のない抗争の時間の中にいた。こんな新しい事件の中にいると、それを理解しようとする欲求は強くなる。だが、このような欲求を満たすことはそれ程容易くはなさそうだ。事件が新しいほど、既存の認知的枠の変化が求められるわけだが、抗争の時間がまだ終わっていないだけでなく、現在の解釈が抗争参加者たち自身の意味資源として還流して、事件そのものの行路に影響を与える状況だからである。  [PDF]
特集 _ 李明博政府、このまま5年を続けるのか (3)
李日榮 〈キャンドルの経済学 : 朝鮮半島経済の微視的基礎〉
よく韓国社会の特徴を「力動性」という。2007年の大統領選挙と2008年の総選挙で李明博政府は連戦連勝したが、その直後アメリカ産牛肉の再輸入によって触発された「キャンドル集会」は大衆の地力と政権の無能を劇的に対比して示した。  [PDF]
特集 _ 李明博政府、このまま5年を続けるのか (4)
河昇秀 〈李明博政府の地域開発戦略と民主主義〉
アメリカ産牛肉の輸入事態により、李明博(イ・ミョンバク)政府は出帆初期から支持率が底を突いている。だが、李明博政府は去る12月の大統領選挙で史上最大の支持率の格差を呈しながら当選され出帆した政府である。  [PDF]
論題と現場 _ 東アジアの批判的雑誌会議
陳光興 〈和解の障壁〉
月曜日(2008年5月26日)、みんなで台湾大学の向かい側にあるベトナム料理屋で昼食を終えたあと、私は車を走らせてお客さんたち(『創作と批評』主幹の白永瑞、『けーし風』編集委員の鳥山淳、『現代思想』編集長の池上善彦)を桃円空港まで送っていった。   [PDF]
対話
高銀 · 李章旭 〈とどまることなき詩精神、高銀文学50年 : 文壇デビュー50周年記念〉
雨の合い間にかすかに陽光が射した。かすんだ陽光の合い間を思い出したように鳥たちが飛んだ。西橋洞(ソギョドン)の細橋(セギョ)研究所で高銀(コ・ウン)先生にお会いした日の空模様がそうだった。私は世界的に名声を得た韓国の代表的詩人ではなく、文学青年時代の1ページを飾った私の心の中の詩人に会いに行った。  [PDF]
目次
読者の声
特集 李明博政府、このまま5年を續けるのか
現代韓国の抵抗運動とキャンドル抗争
キャンドル抗争と87年体制
キャンドルの経済学 : 朝鮮半島経済の微視的基礎
李明博政府の地域開発戦略と民主主義
散文 : ID 倦怠なる窓 (agora)& ID Pianiste (82cook)
論題と現場
李昌坤 〈李明博政府の医療政策、何が問題なのか〉
Mike Davis 〈人類は溶けている Living on the Ice Shelf : Humanity’s Meltdown〉
東アジアの批判的雑誌会議 _ 陳光興 〈和解の障壁〉
東アジアの批判的雑誌会議 _ 鳥山淳 〈沖縄が東アジアに投げる質問〉
対話
高銀 · 李章旭 〈とどまることなき詩精神、高銀文学50年 : 文壇デビュー50周年記念対談〉
金明仁 _ 束手無策 ほか
金準泰 _ 60年の聖事 ほか
朴興植 _ 黒い犬 ほか
安度眩 _ 同志 ほか
李源 _ 1分後に窓が閉まります ほか
李炫承 _ 暗転 ほか
林善起 _ 風景 ほか
趙起兆 _ 草の技術 ほか
趙南翼 _ 竹畑が風に揺れた時 ほか
趙旻 _ 我らはますます秘密が多くなり ほか
曺晶仁 _ あなたのあごひげ ほか
黃炳承 _ 肉体ショーと全集 ほか
小説
劉在炫 _ ペスターぺスター
李相燮 _ 海辺のその家で、二日
李載雄 _ 不穏な凝視
申京淑 _ 母を頼む (長編連載、最終回)
文学評論
具謨龍 〈21世紀になげる金廷漢文学の意味 : 誕生100周年を迎える樂山(ヨサン)の文学〉
文学フォーカス
視線と視線 _ 韓粉順 · 高印煥 _ 6・15民族文学人協会、『統一文学』
高奉準 _ 文仁洙 詩集『へそ』
金鍾勳 _ 沈甫宣 詩集『悲しみのない十五秒』
姜敬錫 _ 金源一 小説集『お母さんの星』
鄭珠娥 _ 金炯璟 長編小説『花咲く鯨』
金亨中 _ 鄭弘樹 評論集『小説の孤独』
寸評
趙孝濟 _ ソール・アリンスキー(Saul D. Alinsky)、『急進主義者のための規則 (Rules for Radicals)』
鄭承喆 _ 李翊燮 ほか、『韓国言語地図』
朴贊勝 _ 李庭植、 『呂運亨』
趙成烈 _ 林東源、 『ピースメイカー:南北関係と北朝鮮の核問題20年』
李貞澈 _ 参与連帯平和軍縮センター、『平和白書2008:市民、安保を語る』
金明振 _ マイク デービス(Mike Davis)、『鳥インフルエンザ(The Monster at Our Door)』
金基潤 _ ジェームス E.ラブロック(James Lovelock)、『ガイアの復讐(The Revenge of Gaia)』
金キュハン _ 崔圭碩、漫画『大韓民国原住民』